MACHAQA / LIVE !

フランスを拠点に活動を続けているボリビア出身の本格派グループ、マチャカ（・カンタティ）の2001年７月にフランスで行われたコンサートの模様を収めたライブ・アルバム。メンバーはリーダーのエドゥアルド・サインスをはじめ、元ルス・デル・アンデのアントニオ・ペレス、元マヤ・アンディーナのジョニー・マグネ、ボリビア・マンタやカンタティの録音にも参加していたダニエル・クシといういわばヨーロッパで揉まれながらも今も尚活躍している強者揃い。とりわけアントニオ・ペレスがプロデュースやデザイン・ワークに関わっている事からいかにこのグループの活動に勢力を注いでいるかが推測できます。
さて、肝心の内容ですがとても４人で出しているとは思えないツボを得たアンサンブル流石！演奏振りそのものも迫力のあるものです。
曲目は彼らのこれまでのアルバム収録曲をはじめアウトクトナ（土着）音楽の再現、“プル・ルナス”や“サリリ”等のライブならではのお馴染みのレパートリーも採り上げバラエティーに富んだものになっています。昨今の歌中心の本国の演奏と比較すると演奏勝負の内容。久々に芯の一本通ったボリビアの音を聴いたような気がします。