"プント・ナスカ"はスイス在住のボリビア人ギタリスト、マルコ・ペーニャのソロ・プロジェクトで都会的センスに溢れた演奏を得意としています。前作同様、ラパスの凄腕ミュージシャン達が名を連ねスーパープレイを繰り広げますが、主立って演奏しているのはマルコ・ペーニャ(ギター),サウル・カジェーハス(チャランゴ、ボーカル),
グナール・エフェン(ケーナ), オマール・レオン(ベース), カルロス・ポンセ(サンポーニャ), エルナン・ポンセ(パーカッション) の6名で、特に先頭からの3人はアレンジも担当しておりサウンド面で重要な役割を果たしている模様で、曲によってフェルナンド・ヒメネス等、その他のメンバーが加わっています。
このアルバムで採り上げているのはマルコ・ペーニャ自身のオリジナルが3曲、ライカスのカルロス・フローレス、レオン・ヒエコ、オルランド・ロハスら著名作家の作品に加え、エクアドルの民族音楽研究家兼クラシックギタリストのテリー・パスミーニョやペルーのマリネーラなどのギターソロも聴かせてくれます。前作と比較すると主だったメンバーを固定化した分、より統一感のある繊細で美しい音作りがなされています。