‘60年代のペルー山岳音楽を代表する人気男性歌手で作曲家“ピカフロール・デ・ロス・アンデス”ことVICTOR
ALBERTO GIL MALLMAは1930年アヤクーチョ県南部生まれ。幼い頃ワンカーヨに移り歌手であった母の影響もあり早くからギターやマンドリンを手にし作曲を始めます。17歳で自らオーケストラを組織しますがやがてワンカーヨを離れリマに移り住み1958年デビュー。ペルー中央山岳地帯のスタイルで歌う彼のワイノは当時の聴衆を捉え次々とヒット。たちまち人気歌手となりました。残念ながら1975年若くしてなくなっていますが彼の確立したスタイルと多くの楽曲は今も後世のアーティストらに受け継がれ観衆を捕らえ続けています。
このアルバムは“AGUAS DE RIO RIMAC”、“UN PASAJERO EN EL CAMINO”等、彼の代表作を収録したベスト盤でバイオリンとサックスのオーケストラによる仰々しい伴奏とエモーショナルな歌声、そして陽気な掛け声が実に絶妙なコントラストを生み出し実に魅力的なアンサンブルを聴かせてくれます。