1982年結成の“グルーポ・ムシカル・パチャトゥサン・インカリ”はクスコを拠点とするグループ。
この作品ではスペインから西洋文化がもたらせる以前に使用されていた楽器のみを用いて当時の音楽の再現を試みています。よって弦楽器は全く登場せず、使用されているのは笛類と打楽器、そして人の声のみ。それも我々になじみのあるケーナやサンポーニャといったアンデス楽器に加え大小様々な形状のオカリナやマンチャイ・プイトゥをはじめ、博物館に飾ってあるような珍しい楽器などを実際に演奏に用い、インカやそれ以前のアンデスの光景をイメージさせてくれる神秘的な響きを聴かせてくれています。
B4大見開きジャケットには使用されている楽器がカラーイラスト入りで英語とスペイン語によって解説されています。