1980年に5人の若者によって結成されたマリュク・デ・ロス・アンデスはメンバーの個々の高い演奏技術と楽曲のオリジナル性、そしてエドガル・ビジャロエルの美声で当時から高い評価を得ていました。やがてエドガルがルミリャフタ参加の為、グループを抜けて以降もグループはヨーロッパを舞台に活躍していましたが'90年代以降はその名を耳にする事も無くなっていました。
結成から20年を経た昨年、リーダーのエドガルの呼びかけで設立当時のメンバーが集まるコンサートが企画され、2001年11月22日、ついにラパスの“Casa
de la Cultura”に於いて彼らの再結成ライブが実現しました。コンサートは当時の記憶を呼び起こす感動的なものであったと聞きます。
このアルバムはそのコンサートの模様を収録したもので、彼らの結成当時のレパートリーであった名曲の数々が再現されています。(うれしい事に、メンバーであるレネ・カラスコ作の名曲"LLAQUI LUNA"までやってくれています。)
さて、肝心の演奏の方はというと、殆ど後からいじる必要が無かったというだけあってほぼパーフェクト!ボーカルのエドガルの活躍はカリャワヤ、ムシカ・デ・マエストロス等で来日している事から日本の皆さんもご存知のはずですが、他のメンバーの演奏も当時そのまま。もちろん、このグループの看板といえるズシリと響く迫力満点のサンポーニャも健在!幸運な事にDATに直接収められたというだけあってライブの臨場感漂うもので、はじめから最後の18曲目まで背筋ゾクゾクのぶっ飛びサウンドをお楽しみいただけます。
SOLD OUT!