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音楽のミシュランとも呼ばれる権威あるフランス二大音楽誌から |
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ルスミラ・カルピオの声は時に少女のようにあどけなく、時に母のようにやさしく、そして力強く、またあるときは楽器の音色のように饒舌です。このアルバムでフューチャされているのはその彼女とポトシの女性達の歌声。アルバムの実に半数がボーカルのみで構成された演奏となっています。数曲の伝統曲を除く全てが彼女のオリジナル作品で、中には彼女のハミングをバックにポトシの女性達が様々な鳥の鳴き声を真似るといった実験的な作品を含むものもありますが、全体的には彼女のルーツであるポトシ北部の伝統に根ざしたものです。控えめながら伴奏に使われるチャランゴもカランペアードと呼ばれるこの地方特有の奏法で、曲によって調律も使い分けるなどこちらも興味深いものです。 ラストのナンバーは素朴な味わいの曲も収められており、昔ながらのファンには嬉しい味付けです。 しかし乍らそのような専門的な知識は無くとも、このアルバムはアンデス音楽という狭いカテゴリーを超越し広く一般のリスナーのハートをも捉えるに至りました。このアルバムはその証として音楽のミシュランとも呼ばれるフランスの二大音楽誌相方からそれぞれ最高ランクの評価を示す“DIAPASON D'OR”賞“CHOC”賞を受賞したのをはじめヨーロッパ各国で多くの賞賛を得ています。 |
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