LO MEJOR DE / K'ALA MARKA

“カラ・マルカ”は主にフランスを拠点にヨーロッパで活動しているウーゴ・グティエレスとロドルフォ・チョケの二人を核とするグループです。メロディアスかつポップで親しみやすいオリジナル作品を多く手がけ本国ボリビアはもとより広く世界各国にファンを持っています。彼らは新しい試みにも積極的で、シンセやエレキベースといった楽器を駆使し、ボリビア音楽をベースとしながらもその枠に留まらない幅広い作風を披露しています。
このアルバムは1992年に発売された“カラ・マルカ”の初期のヒット曲を集めたベスト盤ですが、初めて彼らの音を耳にされる方もあれもこれも彼らの作品だったのかと驚かれる方も多いのではないでしょうか？それもそのはずで、彼らの楽曲はプロ、アマを問わず世界中のありとあらゆるアンデス音楽の演奏の場に於いてレパートリーとして採り上げてられる事が多く、とりわけストリートのミュージシャンが好んで演奏するのには彼らのサウンドが通りを急ぐ人々の足を止めさせるだけの魅力を持ち合わせているからに他なりません。
後に電子楽器を多用するようになる彼らですが、このベスト盤が制作される頃あたりまでは登場する電子楽器は唯一エレキベースぐらいであり、昔ながらのフォルクローレ・ファンにも取っ付きやすいと思います。“カラ・マルカ”ファン必須の一枚であるのはもちろん、彼らを未体験の方々にもオススメできる充実した一枚です。

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