ラテンアメリカをご一緒に / 石森 広美
アンデスに響くフォルクローレ

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足を踏み入れた事も無い遠い国の音楽であるのにも関わらず私達の胸を締め付ける南米のメロディーにはどの様なバック・グラウンドがあるのか?フォルクローレをきっかけとしてかの地の文化に興味をもたれている方も多いのではないでしょうか?
そんな方々にオススメしたいのが本書。著者の石森さんはアマチュアのフォルクローレ演奏家でこの本は彼女が自らの南米への旅を通し学んだ体験を元に綴った紀行文です。行動力に溢れた彼女ならではの様々な現地の人々との出逢いとそこから派生する貴重な体験談はページをめくるごとに読み手を南米への旅へといざなってくれます。また、フォルクローレにもよく登場する南米特有の文化やその用語についての解説も丁寧で読み物としても面白くまとめられています。 この音楽に興味を持ち始めた初心者の方、著者と同じくメロディーやリズムに惹かれ自ら演奏されている方はもちろん、どっぷりとその魅力に取り付かれている方にも興味深く読んでいただける内容となっています。とりわけ本場のアンデス音楽を体験したいと、これから現地への旅をお考えの皆様にとっては旅行ガイドに載っていない生の現地情報が記されていますのでご出発前に一読いただく事をお勧め致します。四六判サイズ。

《各種割引適用外商品》
商品番号 :
BJISH10
メディア :
BOOK
価格 :
\1,470
レーベル :
東洋出版
記号 :
発行年 :
1999
発行国 :
JAPAN
   
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TRACKS
  1. ビバ!カルナバル −BOLIVIA-
    ラパスの洗礼
    オルーロのカルナバル
    シリロとの再会
    カルナバルは酒と音楽で
    みんなお祭りさ
    《コラム》 フォルクローレの歴史/フォルクローレの楽器/ヒロミータ(Hiromita)/インディオとインディヘナ/カルナバルとフィエスタ

  2. フォルクローレの世界 −BOLIVIA-
    銀の町ポトシの光と影
    哀しき鉱夫
    アンデスの山越え
    タラブコの日曜日
    満天の星
    スークレの広場
    グルーポ・サムライ
    サガルナガ通りの喧噪
    リャマの肉でフィエスタ
    突然のスト
    《コラム》 神聖なるコカ/ラパスはスリ鉢の街/ペーニャの長い夜/トイレ事情〈便座がない〉

  3. アンデスの空 −PERU−
    神秘の湖チチカカ
    ケーナの思い出
    旅行者との出会い
    レネ・ママニ
    ヒロミ・イシモリ!
    インカの聖なる谷
    クスコのリビア
    フリアカの再会
    チチカカ湖のそよ風
    トトラの首飾り
    プーノの思い出
    ミ・コラソン
    《コラム》 コンドルは飛んでゆく/逆カルチャーショック/良い人もいれば悪い人もいるさ/アメリカってどこ?/日本人は人気者

  4. ラテンの陽気 −MEXICO−
    次は中米だ
    優しきメヒカーノス
    メキシコシティーのソカロ
    悩ましき夜行バス
    オアハカの中の日本
    チャムーラの子供たち
    《コラム》 音楽の度〈中米編〉/私たちは見せ物じゃない/情熱キーワード

  5. マヤの末裔 −GUATEMALA−
    フロンテーラの叫び
    ソロラの夜
    ローカルバスと民族衣装
    少女の判断
    グアテマラからのエア・メール
    テ・キエロの響き
    《コラム》 カンビオ大好き/まずいコーヒー

  6. 大いなる自然 −BRASIL,ARGENTINA,PARAGUAY−
    サンパウロの日本人
    イグアスの滝
    悪魔の喉ぶえ
    DUTY FREE
    熱帯の大都会マナウス
    ジャングル・ツアー
    アマゾン地帯へ
    ピラニア釣りとワニ狩り
    眠れぬハンモックの夜
    アマゾン・エトセトラ
    雨の熱帯雨林
    蚊の襲来
    《コラム》 ランバダの原型/音楽の旅〈ブラジル編〉/イグアスとビクトリア/ラテンをグルメする/日本で楽しむラテン/アミーゴスへ

  7. あとがき
CREDITS
 

石森 広美 (いしもり ひろみ) 略歴

語学(英語・日本語)教師、ライター、南米音楽フォルクローレ演奏家

1970年、仙台市生まれ。筑波大学人文学類卒業
1999年から2002年までシンガポール在住

語学と音楽を武器に、旅先で人とのふれあいを楽しむ。これまで訪れた国は40ヶ国余り。特に、中南米の先住民文化、世界の少数民族に強い関心を抱く。旅や世界各地の異文化理解に関するコラムを、地方紙やシンガポールの邦字新聞等に連載。