EL VUELO DEL PICAFLOR / ERNESTO CAVOUR

チャランゴの名手として、またネオ・フォルクローレ運動の旗手として知られるエルネスト・カブールと彼のコンフントによるドイツ録音。メンバーは彼の弟でこれまたケーナの名手として名高いルーチョ・カブール（ケーナ）、盟友フレディー・サントス（ギター）、そして当時は若き天才として注目されていたゼイナルド・ベガ（サンポーニャ）といった全盛当時の布陣に加え、ゲストにゴヨ・セスペデス（フルート、パーカッション）を迎えた豪華なもの。
17曲中５曲が繊細なチャランゴの音色を味わう事の出来るソロ演奏で残りが迫力あるグループ演奏となっており彼の音楽の魅力を静動両側からご堪能いただけるアルバム構成となっています。残念ながら日本盤の入手が困難となった昨今ではカブール兄弟の演奏を味わう事の出来る貴重な録音といえるでしょう。