美しいコーラスと高い演奏力を誇る ラ・パスの実力派グループのデビュー作!
アイラはヌエバス・ライセスのメンバーであったルイス・グティエレス、エドウィン・パントーハを中心とする新しいグループですがここ数年、ボリビアを代表する女性歌手、スルマ・ユガールのバックを務めるなど既に高い評価を得ています。彼らは永らくラパスにてオリジナル・アルバムの制作に携わっていたようですがようやくツアーで訪れていたヨーロッパでこの作品を完成させたようです。 全体的に有名曲を多く採り上げていますので新しいグループとの出逢いとしては受け入れやすい内容だと思います。サウンドの最大の特徴はやはりヌエバス・ライセスの頃から受け継いでいるコーラス・ワークの美しさと言う事になるでしょうが、アレンジャーとしても活躍しているルイス・グティエレスのセンス溢れる編曲、加えてムシカ・デ・マエストロス、サビア・アンディーナといった一流グループにも参加しているメンバーの高い演奏能力にも耳を傾けていただきたいものです。 ラストの2曲はアウトクトナ演奏。アルバムの流れからは少々唐突に聴こえますが伝統音楽への高い畏敬の念を示したのでしょう。杉山貴志氏の多重録音だそうですのでファンはチェック!
LUIS ARMANDO GUTIERREZ M.: CHARANGO, BARITONO EDWING HUGO PANTOJA C.: VIENTOS, TENOR RAMIRO MORALES L.: GUITARRA, BARITONO RONAT MOREIRA E.: PERCUSION, CONTRALTO MARCO ANTONIO BUSTILLOS L.: BAJO ELECTRICO, BARITONO ALVARO RAFAEL GUTIERREZ M.: VIENTOS, BAJO LIGERO その他参加ミュージシャン TAKASHI SUGIYAMA: 12, 13