日本人フォルクローレ・グループ、MAYAのメンバーであり日本人チャランゴ奏者の草分け的存在であるTOYO
草薙氏の初ソロ・アルバム。『今回の収録曲はチャランゴ自体の表現力をメインにしたものです。南米のリズムで作られたものもありますが、それを超越したチャランゴの世界を構築したかったためそれにこだわる事もしません。このアルバムでチャランゴの素顔を、その魅力をきっと分かっていただけると確信しています。』という彼の言葉どおり、アンデスで生まれたこの小さな楽器を東洋人ならではの繊細な指先が操る事によって生まれた新たな音世界は、源流のせせらぎのように透明で清らかな響き。加えてどこかホッとするメロディー・ラインのおかげで子供の頃の素朴であたたかな心象風景を呼び起こさせます。チャランゴってこんなにきれいな音色だったかな?と改めて感じさせてくれる作品です。全曲オリジナル。
ユニークなのはアルバムの録音にパノソ、リーバス、アチャ、ロメロ兄弟等、名工と呼ばれる作者による異なる9種類のチャランゴが使われていて曲ごとにその使用楽器が記されている点。それぞれの音色の違いを楽しむのも良し、これからチャランゴをという方には自分好みの作者を見つける指標ともなる事でしょう。
→チャランゴ研究会ホームページ
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