MIGRANDO / SACAMBAYA

ボリビアでは、年間何千もの人々が厳しい生活環境から逃れる為、故郷を離れ多くは工業化された国々へと移民し続けています。その数はざっと200万人とも言われ深刻な社会問題としてのみならず親から子へと伝わってきた伝承の衰退に拍車をかる重要な要素となっています。
人気の実力とも日本のファンの皆様にも高い評価を得ているコチャバンバのグループ“サカンバヤ”の３作目はこの“移民問題”をテーマにしたコンセプト・アルバムです。
収録14曲の多くがこのCDの為に書き下ろされた新曲でまた、殆んどのメンバーが曲作りに携わっています。内13曲までが歌入りですがイントロや間奏部分では流石と唸らせるセンスの良いフレーズが随所に取り入れられいています。また、このアルバムで唯一のインスト曲でアヨパヤマンタ時代にも録音しているその名も“サカンバヤ”は更にキレのいいアレンジに生まれ変わっており腕自慢のアマチュア演奏家からも人気を博すでしょう。