PACHAMAMA / CENTRO CULTURAL PEGUCHE

インディヘナの伝統的色彩が色濃く残る街として有名なオタバロ。そこから北東数キロにペグーチェの共同体があります。ペグーチェ文化センターは彼らの伝統文化を研究し再生させる目的で音楽家によって組織されたとのことです。このアルバムはこの団体を母体とするコンフント・ペグーチェによる1970年から1992年に渡る録音のダイジェスト盤です。採り上げる音楽はもちろんオタバロ周辺の伝統音楽が中心ですが、アフリカ音楽の影響濃いチョタ渓谷や南部のカニャール地方の音楽も交えています。曲間に鳥のさえずりや動物の鳴き声などのSEやキチュア語の掛け合いが入るなど実に心憎い演出がしてあり知らず知らずにオタバロの地へバーチャル・トリップさせてくれます。多くの皆様にぜひ耳にしていただきたいエクアドル本物の音です。
初期ニャンダ・マニャチの主要メンバーの一人カルロス・ペルガチ (通称パパチョ) 参加。