植民地時代、ヨーロッパからキリスト教の教会楽器として南米各地にもたらされたアルパ(ハープ)はそれぞれの土地の音楽を融合し独自のスタイルで発展してきました。
この作品は南米の中でもアルパ演奏が盛んなベネズエラの伝統的なアルパ音楽を集めたものです。演奏は1951年パリ生まれの“パスカル・コロン”。彼は‘70年代の始めにベネズエラ音楽と出逢い、フランス人ながらこの音楽に造詣の深い演奏者でこれにベネズエラ人によるクアトロ(4弦の小型ギター)、マラカス、コントラバスといった伴奏を加えた典型的なベネズエラ音楽のスタイルで演奏されています。
フランス語、英語による16ページ解説付き。