EXPRESO / KHONLAYA

メルガレホ兄弟を中心とする“コンラヤ”は'70年代から現在も引き続き活動しているフシオン（ロックやジャズ等異なる音楽の要素とフォルクローレの融合を図ったフュージョン）系のグループです。'84年から'86年にかけて録音されたこの“EXPRESO”はこの時代ならではの憂いのあるメロディーが次々に展開するドラマティックな曲構成が特徴でケーナ、サンポーニャ、チャランゴといったアンデス楽器に混じりキーボードやベースといった電子楽器が取り入れられた当時としては先進的なサウンドにより演奏されています。また、この録音にはボリビア・フォルクローレのスタンダード・ナンバーとして人気の高い“出逢い EL ENCUENRTRO”の作者の一人として知られるホルヘ・コモリが参加しており、この曲の自作自演が聴けるのをはじめ収録曲の多くを手がけています。尚、この作品は共に録音に参加し既にこの世を去ってしまった二人のビエントス奏者サロモン・カジェーハス（ルシアーノ）、ファン・カルロス・ムリージョに捧げられています。