TIERRA Y AGUA / ERNESTO CAVOUR Y SU CONJUNTO

ボリビアのチャランゴのマエストロ、エルネスト・カブールの1998年ラ・パス録音、ドイツ盤。同メンバーらによる同時期の録音“AGUA Y TIERRA”と兄弟関係にある作品で重複するタイトルもありますが全てアレンジの異なる別テイクが収められている様です。
前記のアルバムと同じく、“ムシカ・デ・マエストロス”等で活躍するケーナの名手ロランド・エンシーナス、サンポーニャ奏者のフェルナンド・グティエレス、ギタリストのフランツ・バルベルデを迎え名手同士による息の合った演奏が繰り広げられています。
エンシーナスの流れるようなケーナの冴え渡る1曲目やフェルナンド・グティエレスの迫力あるサンポーニャに圧倒される11曲目、機関車の音を真似た楽しいナンバーの5曲目、他にも随所にカブール氏考案による発明楽器が登場するなど色々な楽しみ方の出来る作品となっています。