チャリハヤクはエクアドルのオタバロ出身のグループです。グループ名の由来はエクアドル古来の言語キチュア語で“JAYAC”は“鋭い”、“CHARI”は“気高い”を意味します。20年程前からスペインのバルセロナを拠点として活動していたらしく、フランスやドイツなどをはじめとするヨーロッパでの評価は高い様です。現在はメンバーがスペインや、アメリカ、エクアドルにそれぞれ離れて暮らしながらも音楽的拠点はエクアドルに移し本国でも良く知られたグループのようで、現在オタバロで最もポピュラーなグループのひとつとされています。
このアルバムには、これまで発売された"CIELO ROSA"、 "QUEMANDO LAS NUBES"、
"OTAVALO Y PUNTO"の3枚の作品から12曲を選曲したベスト盤です。うち7曲がリーダーであるサイリ・コタカチ作、残りが他のメンバーの作品と伝統曲。ヨーロッパ経験が長い事で新世代のアーティストの中でもポップセンス溢れる曲作りの良さはピカイチ。アコースティックな響きを大切にした爽やかなアンサンブルをバックに、ちょっとスティングを連想させる少しハスキーな泣きのトップボーカルも魅力的で、これから日本でも新たなファンを掘り起こす事でしょう。